即仕上がる読書感想文の書き方【中学生版】

読書感想文 中学生の人へ
ちよBLOG

私の塾には、だいたい締め切り間近になって「先生、まだ読書感想文が終わってへん…」と泣きついてくる生徒が数名おりました。

急いで読書感想文を仕上げたい人のために、例をつけて簡潔にまとめましたので、頑張って仕上げていきましょう!

読書感想文を早く仕上げる構成はコレだ!

読書感想文の構成について、簡潔に説明します。大きくは4部構成。

①書き出し

②あらすじ紹介

③本の内容に関連する自分の経験談

④感想

即行読書感想文 ①書き出し

書き出しはとても重要です。

最後まで興味をもって読んでもらえるかは、書き出しの一文にかかっています。

書き出し方を2つ紹介します。どちらかを使ってください。

書き出し方 その1

読んでみた感想を一文で書きます。

たくさん書きたいかもしれませんが、それは構成の④でたっぷりと書いてください。

書き出しはコンパクト&インパクトです。

書き出し方 その2

この本を選んだ理由を一文で書きます。

将来のことで悩んでいたところ、父に薦められてこの本を手に取りました。

例のように、人から勧められたとか、テレビや動画で紹介されていたとか、この本を読むことに決めた理由を書きましょう。

ここも、コンパクト&インパクトです。

即行読書感想文 ②あらすじを紹介する

あらすじは、『起・承・転・結』で書くと簡単です。

主人公ヨシヒコの村では謎の疫病が広がり、多くの人が命を落としていました。そんななか、真面目で純粋な若者ヨシヒコは勇者に選ばれ、村を救うために旅に出ることになりました。

村娘、魔法使い、剣士が仲間になり、旅を共にすることになります。旅を進めるうちに、疫病の原因は魔王だということが判明します。神出鬼没の仏の「お告げ」をもとに、彼らは魔王を倒すためのアイテムを集めていきます。

一行はなんとか魔王の城にたどりついたものの、最強の敵・ゴードンにあえなく一蹴されてしまいます。魔王に近づくことすらできず、ピンチを迎えます。

仏の最後のお告げとして、最強の武器と伝説の勇者の存在を知らされます。今は小料理屋を営む伝説の勇者ロトスケを訪ね、勇者の剣を譲り受けたヨシヒコたちは、魔王との戦いに臨みます。

引用は、私の好きなドラマ『勇者ヨシヒコ』です(笑) 本ではありませんが、だいたいこんな感じですね。

これで原稿用紙の1枚目はかなり埋まります!

ちなみに、

あらすじは不要、という方もいると思いますが、読書感想文を読む側に立てば、この生徒はどんな内容の本を読んでそのように感じたのかを知りたい、と思いませんか?

ですから、私はあらすじを書く派です。

ただし、あらすじ紹介ばかりで感想文になっていない、なんてことにならぬよう!

即行読書感想文 ③自分の経験談

自分の経験を振り返る作業です。

登場人物・作者の置かれている状況や気持ちと似たような経験はありませんでしたか?

もしくは、

この本を読むことで、悩みや問題を解決するヒントになったり励ましになったりしそうなことはありませんか?

それらの自分の経験について少し語ってみましょう。

即行読書感想文 ④感想

構成①で触れた感想を、ここで思いっきり膨らませてください。

そして、書き出しと同じぐらい、締めの一文も大事です。

この本に出会って、〇〇な考え方ができるようになりました。

この本を読み終わり、新たに△△という目標を持ちました。

この本を読んだことで、□□ということを学ぶことができました。

このタイミングでこの本と出会えたことは奇跡だと思います。

まとめるよ!

最後に読書感想文の書き方をもう一度まとめます。

①書き出し ←コンパクトに

②あらすじ紹介 ←コンパクトに

③本の内容に関連する自分の経験談 ←膨らませよう

④感想 ←膨らませよう

最後に読書感想文の3つのアドバイス

響いた文章に付箋を

きちんと本を読む時間があるなら、自分に響いた文章に付箋を貼っておいたり、ノートに書き出しておいたりしましょう。

感想文の途中で”引用”として書くといいです。

多少の演出(嘘)はOK

読書感想文は、全て真実でなければならない、ってことはありません。

そこまで感動しなかったとしても、「成長できました」と書いておけば、まぁいいでしょう!

先生にバレない範囲でうまくやってね(笑)

もちろん素直に「もっと〇〇な内容を期待していた」と批判してもいいです。

ことわざや四字熟語を使う

ことわざや四字熟語をうまく使ってみてください。

言いたいことが伝わりやすく、文章が垢ぬけて、少しだけ上級者っぽくなるかな。

乱発すると逆に読みづらくなるので、使うのは1~2種類までにしておきましょう。

 

私の生徒にこの方法で書かせたところ、学校で最も良い評価を得てきてくれた子がいました。

誰でもそれなりにまとまった文章には仕上がるので、一度やってみてくださいね。

 

それではこのへんで。グッドラック☆

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