私の生徒M君は、定期テストで80点をとったのに成績が「3」だったことがありました。(※絶対評価の学校です)
私が知る塾でのM君は、遅刻したことがなく先生や友人とも仲の良い、素行の良い子でした。
じゃあなぜ「3?!」という疑問をM君に問いただしたところ…
結論を言うと、学校の授業態度が原因でした。
気を付けたほうがいい授業態度ランキングを教えます。
5位:先生と目が合わない
授業に真剣な先生は、説明を理解してくれているか確認したくて、生徒の顔を見渡します。
そのときに、よく目が合う生徒、一度も目が合わない生徒、という明らかな差があるのです。
「目が合わないということは、授業を聞いてくれていない」と思われてしまいます。
ずっと下を見ていない? 壁のシミが気になってない? 好きな子を見つめてない?
内申のためには、先生と目を合わせにいくこと!
4位:ほお杖をついている
机に鏡を置いて、いつもやってるようにほお杖してみて。
自分の姿を客観的に見てみると、「あれ、結構ふてぶてしい感じ…」と思いませんか。
先生からは、その3倍ぐらい ふてぶてしい態度に見えています。
ほお杖をつくと、体や顔が傾いてしまうので、かなり態度が悪く見えてしまうんです。
真剣に授業を受けているつもりでも、損な評価をされてしまうかもしれません。
内申のためには、ほお杖のクセを直そう!
3位:他のことをしている
提出物を仕上げたい、他の科目の勉強をしたい、お腹が空いたからパン食べたい。
どれも気持ちはよく分かる。
でも、教壇に立つとほんとによく見えるんですよ。(って言ってる先生いるでしょw)
何かコソコソしているのって分かるもんです。
内申のためには、机に余計なものを置かないこと!
2位:寝ている
つい、うとうと…という感じならまだしも、完全に突っ伏して寝ているのはアウト。開き直りすぎ(笑)
先生も、寝ている人を起こすという作業はできればしたくない。
寝ていても授業の進行に差しさわりがない場合、放置されます。
「授業を受ける気がないんだな。じゃあこの子のことは無視して進めよう。」と思われたら最後です。
寝てしまいそうなときは、隣の人に起こしてもらうよう根回しを!
1位:喋っている
授業中のおしゃべりって、本当に嫌われます。
たとえ授業に関する内容だったとしても、隣の人と喋るのはリスキーです。
先生の集中を削いでしまう行為です。「授業の進行の邪魔をされた」と感じることもあります。
もし授業に関することなら、遠慮なく直接先生に質問してください!
注意:場合によっては嫌われる
先生のタイプを見極めて欲しいのが、質問のタイミング。
対話が好きな先生なら、ガンガン質問してくる生徒は歓迎でしょう。
講義タイプの先生なら、質問はまとめて後でするほうがいい。
それぐらいは空気を読めるようになっておこう。
面白くない授業をやり過ごすには

生徒の授業態度が悪くなるのは、生徒ばかりに非があるとは思いません。
「あの先生の授業は眠い」
「先生、何言ってるかわからん」
こういうのは、授業をする先生に責任があると思います。
そんなときは、あんまり大声では言えないけど、
“内職”しちゃえ。
英単語を暗記するとか、
漢字テストに備えておくとか、
来週の学習計画を立てるとか。
いや内職はアカンで、と怒る人もいるのは承知ですが、面白くない授業(つまり質の低い授業)のために1時間ムダにするのはもったいないと思うのです。
とはいえ、内職をすると決めたなら、次のことに気を付けてね。
内職のコツ:勉強以外のことはしない
スマホを触ったり、お絵かきしたり、勉強以外のことはさすがにマズイですよ。一応授業中です。休み時間ではありません。
内職のコツ:耳だけは授業を聞く
今、先生が何について話をしているのか、それだけはついていく必要があります。いきなり当てられて、「聞いていませんでした…」と恥をかくのは避けたいですよね。
内職のコツ:堂々とやらない
本来は授業に集中するべきなのです。それでも内職をする道を選ぶのなら、絶対見つからないように こっそり コソコソ 黙って やりましょう。
内職の覚悟:見つかったらすぐ謝れ
何度も言いますが、本来は授業に集中すべきです。先生に内職がバレてしまったら、きちんと謝りましょう。もしそれが原因で内申が下がってしまっても、文句は言えません。
成績に納得がいかないときは
冒頭の例のように、テストの点数はまあまあ高得点なのに、成績や内申がアンバランスに低いときは、自分の授業態度を振り返ってみて。
もしかしたら先生から、「すごく態度が悪い子」と思われているかも。
一番確実なのは、先生に直接聞いてみること。
「なぜ自分の成績は3なのですか? 4に上げるには何を改善すればいいですか?」と聞くのです。
そんな前向きな生徒に先生が適当に答えるはずありません。
きっと改善点を教えてくれます。
★冒頭のM君は、次の学期では授業態度を改善し、実力相応の成績をつけてもらうことができました。
それではこのへんで。グッドラック☆